体調不良の女性 『妊娠・出産をしてから月経前に体調不良になることが増えた』という女性は多いようです。
出産を機に体質が変わるというのは実際に感じている人が多いようで、良い方向に変化してくれるのであれば良いですが、すべての女性がそうとは限りません。
特に、月経前の不調に困惑している女性も多く、PMS(月経前症候群)が強くなったと感じています。
そもそもPMSとは月経の周期に伴い、月経前2週間~1週間ぐらい前から体調が悪くなったり、精神的に不安定になることがあるのですが、月経が開始されることで症状が消失する場合、PMSと言われるようです。
これが数か月に及ぶことでPMSと診断されます。治療方法は様々ですが、薬を服用することで改善が期待できるようです。その理由についてお話していきましょう。

PMSの治療薬プレフェミンで治療しよう

漢方薬 PMS(月経前症候群)の治療となると真っ先に思い浮かぶのが婦人科の受診という人も多いのではないでしょうか。不快な症状がある為、何が原因で起こっているのかを知りたいと思うのが通常と言えるでしょう。婦人科でPMSと診断された場合、治療方法としてピルの服用や漢方薬の服用を勧められます。
これは自分でどのような選択をしても問題ありません。しかし、ピルの服用に対しては副作用が心配という人もいますし、これから先妊娠を望んでいるのであれば辞めるタイミングがわからないということで敬遠されがちです。
実際にピルを服用することで改善が期待できる面はあるのですが、服薬をやめてしまうと同じ症状が出てしまうなんてことも珍しくありません。根本的な治療とは言いにくいのです。PMSを本気で改善したいのであれば、体質を改善する必要があります。
その点で言えば、漢方薬は理にかなっていると言えるでしょう。漢方薬には即効性はありませんが、体質を改善する効果が期待できます。最低でも3カ月以上の漢方薬の服用が必須にはなってきますが、ピルを服用するよりも副作用が出にくいという特徴があります。
ピルや漢方薬どちらを選択したとしても、健康的な生活を送ることは大切です。乱れた食生活やストレス過多な状態ではホルモンバランスが乱れるどころか免疫力が低下してしまいます。そのような状態を避けるためにも、まずはどのような治療を行っていくのかを決めましょう。

市販薬でPMSを改善する

また、市販薬で改善していくという方法もあります。PMSに効果が期待できる市販薬は数多く存在していますが、その中でも人気があるのが『プレフェミン』です。

プレフェミンとは?
日本で初めて承認されたPMSの為の治療薬で、多くの国で一般医薬品として使用されています。服用することで月経前症候群の緩和や乳房の張り、頭痛、イライラ、怒りっぽい、気分変調に効果があります。
配合成分として「チェストベリー」が選択されおり、チェストベリーは西洋では婦人病やPMSに効果があると言われています。

『プレフェミン』のメリットの1つが婦人科に行かなくてもPMSと認められていれば市販薬として購入することが可能なことにあります。
婦人科を受診がする時間がないという人にとってPMSの治療薬が市販薬として買うことができるのは有り難いことでしょう。
ただし、どのような薬にもデメリットというのが存在しており、この『プレフェミン』にもあります。

デメリットとしては、3カ月以上の服用をする際には医師の許可が必要となってくることと、服用することで月経異常や発疹、かゆみなどの副作用が出る場合があること、さらに抗うつ剤や漢方薬を服用している場合は併用することができません。
このようなデメリットを理解してから購入するようにしてください。また、医師の許可があれば3カ月以上服用することは可能です。

実際に『プレフェミン』を服用した女性の多くが、月経前のイライラや不調が改善されたと実感しているようです。また市販薬なので忙しい時間を縫って婦人科を受診しなくて済むというメリットが大きいようです。ただし、『プレフェミン』はあくまでも医薬品ですので副作用の可能性は高いとうことは覚えておきましょう。
また、ホルモンに働きかけるものですので、月経に異常が出てしまうことも珍しくありませんし、湿疹などが出た場合にはすぐに服用をやめましょう。1日1錠の服用で済むこともあって、PMSで悩んでいる女性の救世主として活用することができます。服用をする際には用法・用量をしっかり守って服用してください。
また、体調に変化が出た場合はすぐに服用をやめ、医師に相談するようにしましょう。治療薬だけに頼るのではなく、生活そのものを見直すことも大切です。バランスの良い食生活やストレスを溜めない生活を心掛けましょう。

PMSは何が原因で起こるのか

PMS(月経前症候群)はなぜ起こるのでしょうか。その原因についてお話します。まず、正常な月経周期と言われているのが、25日から28日が基準となっています。卵胞期・排卵期・黄体期の周期に分かれているのです。
この周期には女性ホルモンが関係しており、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞)とプロゲステロン(黄体)の2種類に大きく分けられているのです。エストロゲンの分泌量は排卵に向けて上がっていき、排卵以降には緩やかに下がっていきます。
排卵後からはプロゲステロンの分泌量が上昇し、月経が開始されると低下するのです。
プロゲステロンの分泌量が増加している時に、PMSの症状が出現します。このプロゲステロンの増加がPMSの原因ではないかと言われているのです。
ただし、プロゲステロンの増加はどの女性にも等しく起こることであり、症状が出る人と出ない人に分かれるので、プロゲステロンの増加だけが原因とも言えません。
では、それ以外の要素が重要になってくると言えるでしょう。

潜在性鉄欠乏性貧血とは

他の要素として考えられるのが、潜在性鉄欠乏性貧血。
潜在性鉄欠乏性貧血とは、一般の貧血の検査では見つけることができない貯蔵鉄(フェリチン値)という項目を検査しないことにはわからず、このフェリチン値の数値が低い場合には、潜在性鉄欠乏性貧血と言われます。
隠れ貧血とも言われ、一見わからないことが多いのですが、フェリチン値を調べることでわかりますので、この要素がないかをチェックしてみてください。
また、月経前の子宮では虚血性貧血が起きていると考えられています。
虚血性貧血とは、子宮周辺に血液が集まり、脳への血液が十分行き渡っていない状態のことを言うのですが、潜在性鉄欠乏性貧血の女性はより強く症状がでやすいとも言われています。
鉄剤などを服用することで改善しますが、自己判断で補うのではなく医師の診察の元治療を行っていくことが大切です。

機能性低血糖症とは

さらに、他の原因として考えられているのが、機能性低血糖症。
プロゲステロンの分泌量が増えることで、膵臓のインスリンホルモンの働きを低下させてしまう状態のことを言います。
インスリンの効きが悪くなることで、血糖値が上昇しやすくなってしまい、それに伴って血糖値を下げようとインスリンが過剰に分泌されてしまいます。
その為、血糖値が急激に低下し、低血糖の症状を起こしてしまうのです。
この状態を引き起こすと吐き気や頭痛、さらには精神症状を引き起こしてしまうことが指摘されているのです。

プロゲステロンの増加に伴ってインスリンホルモンの働きを低下させてしまうと、上記のような症状が出てしまう為、体調が悪くなったり、イライラするようなことがあるでしょう。
また、排卵後にエストロゲンの分泌量が低下することで、セロトニンという脳内物質が減少し、頭痛や精神的な症状がでやすくなるとも言われています。

生活習慣とPMSの関係

このように、PMSは女性ホルモンのどちらかの分泌量が増えたり減ったりすることで、辛い症状を呼び起こしてしまうことが考えられています。
ただし、すべての女性に同様の症状が出るわけではありません。個人差はあります。また、それ以外の原因として考えられるのは、食生活の乱れ。
喫煙をしていたり、お酒をよく飲むという人、コーヒーをよく飲むという人も症状が重くなりやすいと言われています。
バランスの悪い食生活をしている人は改善することが好ましいでしょう。
また、ストレスを溜め込みやすい人はそれが原因となり、ホルモンバランスを乱してしまいます。
社会に付属している以上ストレスを無くすことはできませんが、適度に発散する術を身につけることが大切です。
さらに風邪などで免疫力が低下することもよくありません。
免疫力が低下することによってPMSの症状が重くなることがありますので、日頃から免疫力アップする生活を心掛けるようにしてください。

自分がPMSだと気づいていない女性も多い

自分がPMS(月経前症候群)だと自覚している女性は改善を求めて行動することができますが、実は無自覚な女性も多いのです。
月経前になるとイライラしてしまうことはよくある話ですが、毎回彼氏や夫に八つ当たりをしている女性も多く、関係性が悪くなることもしばしば見られます。
このイライラがストレスからくるものと決めつけて、PMSである可能性を考えられなくなってしまうのです。そうなると、その状態がPMSが原因とは考えにくいでしょう。
また、風邪などで免疫力が弱っていることで、月経前に体調が悪いと感じていても風邪が治っていないと勘違いしてしまうこともあります。
実際に、1か月だけでPMSと判断することはできませんが、体調が悪くないのに関わらず、月経前に不調を感じることが数か月に渡ってあった場合にはPMSである可能性がある為、一度受診してみることをおすすめします。

PMSかどうかチェックしましょう

PMSだと自覚がないことで、人間関係を悪化させてしまったり、人付き合いがうまくいかなくなってしまうトラブルもあるでしょう。
月経は女性であれば避けて通ることはできません。
閉経するまで続くのですから、辛い症状があるのに関わらず我慢して付き合っていくのは大変でしょう。
改善する方法は用意されていますので、まずは自分がPMSであるかどうかをチェックしてみてください。
PMSかもしれないと思ったら、まず自分の体に異変がないかをチェックしてみましょう。

  • 体がむくみやすくなる
  • 乳房が張り痛みが伴う
  • 肌荒れが酷くなる
  • 頭痛
  • 首や肩がこる
  • 下腹部痛がある
  • 吐き気がある
  • 腰痛がある
  • 下痢や便秘になりやすい
  • 疲れがとれにくい

上記のようなことが月経前に起こる場合、PMSの可能性があります。
また、精神面に関しては、イライラする、気力がなくなる、落ち込みやすくなる、不安になる、孤独感を感じる、人に会いたくない、集中力がなくなるなどの症状が出ることがあります。
行動に関しては、衝動買いをしてしまう、人に八つ当たりをしてしまう、過食や拒食になる、性欲が増す(減る)、感情を抑えることができない、暴力をふるう、動くのが面倒と感じるなどが挙げられます。
精神面に関しては悪化すると、人に対しても攻撃をしてしまったり、自虐的な感情になることもありますので注意が必要です。
これもPMSによって引き起こされていることを自覚さえできれば改善することは可能ですが、無自覚の場合は自己嫌悪に陥ってより深みにはまってしまうことが考えられます。
上記に挙げたような症状が複数ある場合には、PMSが関係している可能性が高い為、治療を開始することをおすすめします。

PMSは我慢しないで、和らげる方法を探しましょう

月経は女性であれば毎月のように訪れるもので、それに関して憂鬱になることはおかしなことではありません。
また毎月同じような症状が出るわけではなく、その月によって異なっているのも特徴です。
月経が開始されることでそれらの不快な症状がなくなることが多い為、月経中の腹痛や頭痛よりも月経前の症状の方が辛いと訴える女性もいるのです。
月経中よりも前の方が辛い場合には、PMSを疑いましょう。
個人差はありますが、多くの女性がPMSの症状に悩まされ、それを当たり前だと我慢しています。
しかし、放っておいても良くなることはありませんし、毎月辛いのに変わりありません。
婦人科で治療を行うことも良いですし、市販薬を取り入れてみるのも良いでしょう。
辛い症状を我慢せず、楽になる方法を探してください。
また、ホルモンバランスが乱れることが一番影響が強いと言われていますので、バランスの良い食生活を心掛けたり、睡眠時間を確保したり、ストレスを溜めない健康的な生活にしていくことも大切です。
喫煙やアルコール、カフェインの多く含まれた飲料などをよく摂取するという人は悪化しやすい傾向がありますので注意してください。
生活習慣が乱れていると自覚のある人は意識して改善していくことが大切です。